くすみのおもな原因はたまった古い角質。まずはピーリングでケアを
他人が見てもわかるシミやシワなどと違い、「なんとなく顔色がさえない」というくすみは、主観的なもの。
肌がどんな状態のときにくすみを感じるかは、人それぞれです。
そのため原因もいろいろですが、皮膚科学的に言うくすみとは、角質層が厚くなったことによるものです。
20代ぐらいまでの肌は、約28日サイクルでターンオーバーをしています。
ターンオーバーが正常に行われていれば、肌の奥からどんどん新しい表皮細胞が押し上げられてきて、古い角質細胞ははがれ落ちていきます。
でも、加齢とともにターンオーバーのペースが落ちると、古い角質細胞が肌の表面にたまるため、肌色がくすんで見えるのです。
ピーリングでターンオーバーを活発に
こうしたくすみのケアに有効なのが、酸などの働きで古い角質を取り除くピーリング。
ますは、手軽に使えるピーリング化粧品でセルフケアをするのがおすすめです。
1週間に1~2回のペースで行うことでターンオーバーが活発になり、肌の透明感や弾力アップにつながります。
セルフピーリングを行っても改善しない場合、古い角質以外のものがくすみの原因となっている可能性もあるので、美容皮膚科で相談しましょう。
セルフピーリングの注意点
1.洗い流すタイプが肌にやさしい
肌にやさしいのは洗い流すタイプのピーリング剤。
ふきとりタイプや、こすって角質をとるゴマージュは刺激が強いので注意。
2.肌が少しピリピりするものが有効
ピーリング化粧品は、肌につけたときに少しピリピリし、洗い流したあとの肌がツルツルになるものが効果的。
3.ピーリング後は十分に保湿
ピーリングのあとは、保湿効果のある美容液などでしっかり保湿して肌の再生を促す。
紫外線対策も欠かさずに。
4.肌の調子が悪いときは行わない
極端に乾燥していたり、かゆみがあったりするときは、ピーリングは控える。
肌の調子がよいときを選んで行うことで効果も高まる。